ひねくれ者の駄文

世のため人のためにならないことを全力で。
ひねくれ者の駄文 TOP  >  channel

見つけるところから構造まで

Identification and characterization of a bacterial hydrosulphide ion channel

HS-のチャネルの同定に始まり、機能・構造解析までやりましたっていう論文。
硫化水素イオンは嫌気性細菌の代謝産物で、細胞毒性を示すため、排出機構が必要である。というところから探されて出てきたのが、formate/nitrate transport (FNT) family に属しているやつでした、と。

・FNTを発現させた株は亜硫酸ビスマス寒天培地での生育が可能となった
・硫化水素イオン、ギ酸、亜硝酸などの一価の陰イオンを輸送する
・構造等の情報から、開口確率が低いことが示された



スポンサーサイト

動き伝わる 通り道できる?

Structural basis of PIP2 activation of the classical inward rectifier K+ channel Kir2.2

Kirというのは、内向き整流性をもつカリウムイオンチャネル<要は濃度勾配に従いカリウムが流れる通り道(ただし流入のみ)
PIP2というのは、ホスファチジルイノシトール4,5-ビスリン酸のことでして、細胞が持つ脂質の一つで、そこそこの数のチャネルの開閉調節に絡むことがあるらしい。

以上前置き。
というわけで、
・PIP2の短鎖(ジオクタノイル)誘導体と複合体構造を結晶構造解析
・結果、Kirの膜貫通ドメインと細胞質ドメインの境界面に結合することがわかった
・結合により、細胞質ドメインが膜側に6 Å程動き、それに伴ってイオンの通り道が開き気味になる


いかなる信念の賜物か

Principles of activation and permeation in an anion-selective Cys-loop receptor

ニューロンに発現するレセプターglutamate-gated chloride channel α (GluCl)の構造解析論文。Cys-loopという特徴的なループ構造を持つ。cation-selectiveなのはこれまでに解かれていたが、anion-selectiveなのはこれが初。5量体。

というわけで、ポイントはいろいろあるが、選ぶとすれば、
・初物のファミリーな上、C.elegans由来(真核生物の方が大抵かなり難しい)
・allosteric agonist、 L-glutamate、the open-channel blockerと重要そうな結合分子と結合した状態の構造をセットで
・イオン選択性は、膜貫通部分のElectropositiveな狭まった部分による?
というところか。


人生が輝き出す名言集


presented by 地球の名言+個人メモ
プロフィール

彼方

  • Author:彼方
  •  管理人紹介
    ・風来の結晶屋
    ・労働力、売るよ!

    知人に絡み辛いと言われつつ、為にならない文章を淡々と書き続けるのが目標である。
ブログ内検索
広告エリア