ひねくれ者の駄文

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新機動戦記ガンダムW フローズン・ティアドロップ (12)(13)

隅沢克之 角川書店

 要塞バベルの主砲を用いて一気にリリーナシティを攻撃し,効率よく戦争に勝利しようとするゼクス・マーキス上級特佐.完全平和に拘るリリーナは即座に全面降伏を決めるが,自分を取り戻したヒイロはリリーナの記憶回復を優先して行動する.一方,ディズヌフとヴァンを止めに動くW教授らとは分かれ,レディ・アンに呼び出されたファーザーは,思いもよらぬ人物に対面し,かつてない厄介事を任されるのだった.

 まあ,なんだ.構成とか後半の駆け足感とかいろいろありましたが,無事完結したので良しとしましょう.個人的には話としてはそうなるだろうなあ,という感じで満足です.ていうか,このこってりした設定を考えるシリーズ構成を起用して,TV版をああいう話に仕立てた池田っちはやはり天才か……(途中で消えなければな).で,スノーホワイトとかのデザインどうするんですかね? 映像化? プラモ化? ダムエーはなんかやる気あるの?

 戦闘的にはブラックウイングを片付けた時点でもう敵はいなかったわけで,仲間割れやらゼクスのエピオンとの戦闘描写があっさりなのはしょうがないか.サーベラスもサーペントを塗り替えただけだし...

 これまで延々と撒いてきた謎の数々も大体消化された感じ.AC195年の戦争にあんま宇宙戦艦が出てこないのは,直前の月面戦争で大体壊れてたとか,火星生まれの二代目そっくりさんはおそらくはディズヌフが撒いた優秀な人間のクローンの一部なんだろうなとか.まあ,一人目の星の王子様の正体(小説版のエンドレスワルツを読んでないと知らんよな)がまさか解決すると思わなかったのでそこはびっくり.結局,ヒイロ・ユイとアディン・ロウjrがそっくりなのだけは他人のそら似ということでいいんだよな...

 全く衰えを見せない老師とか,ちょっとひねくれた大人になった上に結局あんまり妹と和解できた気がしない教授とか,戦争卒業できなくてぼろぼろになった挙げ句最も厄介な役目を任されるファーザーなんかは,実にガンダムWらしいなあ,というのがまあ率直な感想です.万人ウケしなそう.

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[ 2016/01/14 00:16 ] 書籍 | TB(0) | CM(0)

化石の分子生物学――生命進化の謎を解く

更科功 講談社現代新書

 生物の形態から進化を予想するしかなかった時代から,遺伝子を読み解くことで,ネアンデルタール人とホモサピエンスの間に交配があったかどうかすら判断できるようになった分子生物学というツール.となれば,これを使って今は亡き生物を解析し,進化の謎に近づきたいと考えるのだが,現実はそう甘くない.

 DNAを実験室レベルで扱っていると,見えないくらいの量でもPCRで増えるし,精製して-20˚Cに入れておけばいつまで経っても無くならないしという気分にもなるわけですが,その辺で死んだ生物から取って来るのは100年単位でも非常に困難で,化石レベルとなればとんでもないという.まあ,要するにジュラシックパークはSFなのである.

 それでも1分子でも残っているのではないかと,数千回もPCRを繰り返して出てきたノイズを論文発表してしまうのだから研究者も業が深い.

 有名雑誌に乗った結果が簡単にひっくり返るわけで,いやあ,コンタミって怖いですね.


[ 2015/09/18 00:30 ] 書籍 | TB(0) | CM(0)

今こそアーレントを読み直す

仲正昌樹 講談社現代新書

 ドイツ出身の政治哲学者ハンナ・アーレント(1906−1975)の思想・文脈を筆者なりの再構成によって解説する本.前半は概ねアーレントの全体主義批判の中身の解説.後半はアーレントの考える人間性とは,みたいなところの解説.哲学者の言うことはだいたい突き詰めていく程にわけが分からなくなって来るのだが,それでもなんとかややこしくならない程度の新書っぽくまとめてあるので,入門書として手に取る身としては有り難かった.


[ 2015/09/01 00:01 ] 書籍 | TB(0) | CM(0)

新機動戦記ガンダムW フローズン・ティアドロップ 11邂逅の協奏曲(中)

隅沢克之 角川書店

 欠失してた記憶パーツであるサリィとメイランのデータを加えたことで,メモリーはさらなる過去の記憶を示す.それは,バルジで行方不明となったゼクスがガンダムのプロトタイプと出会った時の話.反連合のメンバーに関わることで,連合の問題点にも触れた彼はピースクラフトの血筋として封印されたZEROシステムの解放鍵を託されるのだった.

新機動戦記ガンダムW フローズン・ティアドロップ (11) 邂逅の協奏曲 中 (カドカワコミックス・エース)

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[ 2015/08/06 23:10 ] 書籍 | TB(0) | CM(0)

新機動戦記ガンダムW フローズン・ティアドロップ 10邂逅の協奏曲(上)

隅沢克之 角川書店

 ミルを退けた黒いウイングゼロ。それを操るのは、ヒイロがその死を確認したはずのトレーズの弟、ヴァン・クシュリナーダであった。ゼロ対プリベンターの決戦が始まる。一方、記憶を失ったヒイロを助けだしたファーザーは、冷凍睡眠からの覚醒に必要な記憶データの不備を見つけ出すのだった。

新機動戦記ガンダムW フローズン・ティアドロップ (10) 邂逅の協奏曲 (上) (カドカワコミックス・エース)

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[ 2015/02/02 23:11 ] 書籍 | TB(0) | CM(0)

フェブリ3冊目

GBF特集につられて。
各話解説で、Gセイバーとかテクス先生似の登場を喜んでいるコメント書いててワロタ。さすがにライターも濃い。

インタビュー読んでいると、パロディ作品ではあるものの、パロディで終わらないように気を使いまくっていたのが、興味深い。
アニメって反響を見て、途中からどうとかっていうのがなかなか難しいだけに、これだけ考えて出来たものにこういう結果が出た、というのを踏まえて次からに活かして欲しいな、と。なんというか、そう思えるプロデューサーなんじゃないかという期待が持てました。

登場ガンプラカタログも、一部紹介といいつつ、なかなかの数をフォローしてくれているので、あれなんのメカだったんだ?って思った方は見てみるのもいいかも。



ペラペラめくっていて、最後の方にウィザードバリスターズの各話解説が載ってて、オゥッて思ったのは秘密(何がだ

[ 2014/04/13 01:39 ] 書籍 | TB(0) | CM(0)

新機動戦記ガンダムW フローズン・ティアドロップ 9寂寥の狂詩曲(下)

隅沢克之 角川書店

 キュレネの風が告げたラナグリン共和国の侵攻。これを止めるため、ミル達とプリベンターは出撃する。一方、単独で話し合いを求めたリリーナを追って、ヒイロもまた独りでの戦いを開始する。再生されたエピオンに残るゼクス・マーキスの思念と、黒いウイングゼロを動かすラナグリンの首謀者V。二つの亡霊を止めることができるのか。

新機動戦記ガンダムW フローズン・ティアドロップ (9) 寂寥の狂詩曲 下 (カドカワコミックス・エース)

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 なんだかんだで中立の立場から火星紛争を収めようとしていたプリベンターの意向はそっちのけで、ラナグリンを落とす方向にシフトしているので、カトリーヌのプロメテウス持ち出し事件とは何だったのかという気はしないでもなく。まあ、準備運動みたいなものか。

 そして今回もヒイロに投棄される白雪姫。ウイングの系譜の試練は続く。結局、新武装であるジーベンツヴァーク使っているのはW教授だけじゃないすか…7つ出番あるのかな…。

 やはりヘブンのはアンチMDだったので、アクエリアスでも良かったような気がするけど、まあ、Gジェネオリジナルのペーパープランだしなー。さり気なく、グランシャリオなどという戦艦を持ち出してきているんですが、G-UNITで撃沈されたのを回収したのかどうなのか。

 白雪姫も魔法使いもまるっきりエンドレスワルツ版のガンダムと変わらなそうな気がしてきましたが、いい加減設定画公開してくださいorz
 五飛はともかく、W教授もバリバリの現役っていうのは…ヒイロが悪いか。他の面子がガンダムタイプに乗っている中、リーオーカスタムのハートの女王で頑張るナイナはやはりノインの娘である。ていうか、ノインどこ行った?

 大概の絶望的状況もどうってことないヒイロに致命的なピンチが発生したので、これはさすがにファーザー怒られても仕方ないかもしれない。さて、どうなるのか。

[ 2014/02/08 22:05 ] 書籍 | TB(0) | CM(0)

12時間入渠コース

だが、こんだけ寝ても完治しない人間の体やめたいorz


・超級Gガン
ゼウス、ゼブラ、マンダラとか。
屋形船のお爺さんの代わりに警部が出てきているんですが、爺さんは出番ないんでしょうか?
ドモンは修行のため、わざと自分を追い込んでいることにしてて、テレビ版での今までの修行は何だったのかムードを除去しようとしてますな。
ゴッドガンダムに普通のサーベルはない設定なんだろうか?

・クロスボーンガンダムゴースト
地上用サーカス機三機とのバトル回。相変わらずの変態な機体でしたが、まあ、飛行タイプのやつがどうやって操作しているのかよくわからない分ずば抜けている感じか。サイコミュなのかしら。
エンジェルコール盗んだおっさんは、引き返せないところまで行っちゃっている気がするなあ。

[ 2013/10/30 08:56 ] 書籍 | TB(0) | CM(0)

問題児たちが異世界から来るそうですよ? YES! ウサギが呼びました!

竜ノ湖太郎 角川書店

 傑出した才能を持っているがために普通の生活が退屈でたまらない三人の少年少女のもとに、『全てを捨て、"箱庭"に来られたし』という手紙が届き、集まった先は修羅神仏や悪魔達が能力を求めて争う異世界だった。

 異世界能力バトル物をおもいっきりやるだけのために箱庭という舞台まで準備しちゃいました、という清々しいまでの振りきりっぷりは逆に評価すべきか。

 魔王やら伝承の神々の力を目の当たりにしまくって、コレどうにもならんだろうっていう、気分になるのは読者と気弱なボスだけという。なんとも不思議な話だ。

 反則的な能力無効化と、星をも砕く力を兼ね備えた逆廻十六夜が傍若無人ながら、自分の楽しみのためなら案外手順を重視するのも妙な雰囲気作りにはなっている。が、まあ、気まぐれなジョーカーが手元にある話ってのはバランス難しいなこれ。



[ 2013/10/13 03:30 ] 書籍 | TB(0) | CM(0)
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