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お手本のような構成

Crystal structure of a bacterial homologue of the bile acid sodium symporter ASBT

apical sodium-dependent bile acid transporter (ASBT) 頂端側ナトリウム依存性胆汁酸輸送体結晶構造解析。
……頂端側ってなんや(そこか!

http://ja.wikipedia.org/wiki/頂端膜
体の内腔側ってことですか。ふむ。

というわけで、コレステロールは高すぎると色々と問題が発生するので、胆汁酸として排出するわけですが、それを再度腸から吸収しなおして、再利用してしまう膜タンパク質。栄養素を無駄なく使うという意味では、いいヤツのようですが、高コレステロールの人には迷惑な話であり、阻害剤が必要である、と。

・髄膜炎菌(Neisseria meningitidis )由来のASBT細菌ホモログの分解能2.2 Å
・基質であるタウロコール酸と2つのNaとの複合体
・配列相同性はないにもかかわらず、ナトリウム/プロトン交換輸送体NhaAと非常によく似ている






アブストが非常によくまとまっていて、そこ意外に特に言及する必要もないレベルだぜ……。
終わりにするか(えー

まあ、あえて触れておくことがあるとすれば、構造が解けたのはinward facingなのだが、NhaAとの構造の相同性を利用して、パネルドメインの動きを予想。outward facingの構造の予測をやっていることであろうか。
実際の操作は、ひっくり返したシルエットにヘリックスの向きを合わせるだけっぽいけど。

手法もシンプルで、やっぱりLDAOでも安定な膜タンパク質はいい分解能で解けてしまうんだなあ、というところ。
結晶構造の論文としては、すごく綺麗な筋書きなので、一読をお勧めする。

しかし、まあ、髄膜炎菌はなんでタウロコール酸の吸収機能を持っていらっしゃるのであろうか。
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