ひねくれ者の駄文

世のため人のためにならないことを全力で。
ひねくれ者の駄文 TOP  >  自然と科学と細胞とか >  固定の鍵とは?

固定の鍵とは?

X-ray structures of LeuT in substrate-free outward-open and apo inward-open states

神経伝達物質ナトリウム共輸送体(neurotransmitter sodium symporters; NSS)は、(中略)神経伝達を終結させる膜内在タンパク質である。
という感じの前フリから始まるのだが、解いたのはその細菌ホモログにあたるLeuT。やはり例によって真核生物由来のタンパクは調製が難しかったようである。(参考)

今回の件は、外向き開状態で高分解能で解けていたものを、今度は何とかして他コンフォメーションで解いてやりましたよ、という話。

・外向きに開きやすい変異体と内向きに開きやすい変異体のそれぞれを作製
・コンフォメーションに特異的に結合し、かつ、反対のタイプには結合しない抗体を作製
・Fab化抗体との共結晶化により、内向きに開いた構造を決定した



なにはともあれ、情報量の圧倒的な蓄積があったんだろうなあ、という気がする話。
一つの構造がわかっているとは言え、そこからいい感じの変異体を作り、どこにどうつくかわからない抗体を作って選択をかけるというのは、言うのは簡単だけど実際できるかは未知数な気が。

かなり予測ができていたからこそ、構造決定もできたわけで、その分明らかになったヘリックス1と6の向きの変わり方というのもある程度予想されていたというのは、多少驚きにはかけるのかもしれないが。
まあ、その分だけ細かい変化にまで追求しているわけで。
関連記事
スポンサーサイト
コメントの投稿












管理者にだけ表示を許可する
トラックバック
この記事のトラックバックURL

人生が輝き出す名言集


presented by 地球の名言+個人メモ
プロフィール

彼方

  • Author:彼方
  •  管理人紹介
    ・風来の結晶屋
    ・労働力、売るよ!

    知人に絡み辛いと言われつつ、為にならない文章を淡々と書き続けるのが目標である。
ブログ内検索
広告エリア