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まるで見てきたみたい

Structural basis for iron piracy by pathogenic Neisseria

髄膜炎・敗血症・淋病などの原因菌であるナイセリア菌。こいつらがヒトの粘膜で生き残るためには、トランスフェリンから鉄原子を取ってくる必要がある。(トランスフェリンがかなり鉄を強固に捉えて遊離の鉄原子を不足させるため、そもそも存在自体に抗菌作用があるらしい)
というわけで、生き残りをかけた鉄の分捕り戦略の解明をして、ナイセリア菌をやっつける手を増やしとこうぜ、という研究。

・TbpA(トランスフェリン結合タンパク質A)-hTF(ヒトトランスフェリン)複合体結晶構造とTbpB(トランスフェリン結合タンパク質B・補助受容体)の結晶構造をそれぞれ決定
・TbpB-hTF複合体SAXSX線小角散乱)で、三者複合体を電子顕微鏡で構造を確認した
・TFのFe結合部位に入り込んだTbpAのL3 helix fingerが結合サイトの側鎖の配向を崩して取り出しやすくしている

そして、まるで見てきたかのようなムービー付きである。
http://youtu.be/aRILd0EAhP4



結晶だけでなくいろいろやって複合体構造を見せてくれていて、さらにMDもあって盛り沢山ですねー、という。
毎度のことだがSAXSのデータはいいのか悪いのか判断に困るが。輪郭わかればいいのか。

βバレル型だからデカい透過孔をもっているのかと思いきや、意外と中身詰まっていて、plugドメインによるgatingが存在しているのは、ちと不思議ってところか。
ダダ漏れでは困るわけで、内側と外側それぞれの相互作用相手との連絡がなんかあるってことなんだろうな。その辺の仮説を説明しているムービーなわけだし。
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