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ガンダム世代への提言 3

富野由悠季 角川書店

 対談集第三弾。2009年から2011年のもの。実に直近まで。3月以降のものは、かなり震災の影響も込みでのものになっている。とはいえ、2009年の時点でトリウム型の原子力発電に目を付けていたりしてて半端ない。はやぶさの帰還を前に対談をやっていたりして、この企画って、実はすごいんじゃないかとか思ったりなんかした。

 農業の話題もそこそこあって、変に保護されてきた農協システムを変えようとしている人たちがいるのは、まだまだ捨てたもんじゃないんだな、と。





・亀井敬史
「私がそういうタチを持っているからなのかもしれませんが、自分が得た知見をいかに社会に適合させていくかということに、どうしても関心がいくんですよ」
多分こう思っている科学者はそこそこいると思うんだよねえ……。どうすればそれが叶うのか、っていう方法論が足りていない気がする。

・高橋智隆
「ちょっとずつ新しいものが生まれ、それを開発した人や手に入れた人には満足感があって、その積み重ねで進んでいく。未来とは、そういうものではないですか」
ちょっとずつのもの作りの楽しさを知っていれば、自分ももうちょい工学的な興味持てて違ったことをしていたかもしらん。まあ、これはこれあれはあれ。

・矢野久美子
「アーレントは『何となく違和感があるけど、それが何なのかはよくわからない』という事象を的確に読み抜き、それをずばりと言葉にしてくれる」
今の世界ってのは、実は全体主義に陥りつつあるんじゃなかろうか、という話かもしれない。いい加減アーレントに手を出すか。

・飯泉太子宗
「この仏像を残していきたいという人が、運良く途切れずに続いて、百年、千年と残っていくんです」
寺院で見るよりも博物館とかで見ることが何気に多いので忘れがちだけど、日本のあちこちでこういう途切れない千年があったと思うと、驚くべきことなんだな、と思う。

・青木義男
「それと、こういう新しいシステムを作るとき大切なのは、いろんな視点を作ることだと思います」
宇宙エレベーターの話ではあるが、何でもそうなんだろうなあ、と。それができてなくて、歪なものが出来上がっている例は、枚挙にいとまがない。

・多田将
http://tcc.cocolog-nifty.com/blog/2010/12/101127-0739.html
ググったらたくさん出ていてワロタ。割と身近?なところに奇抜な人がいるのね。こういう天才は嫌いじゃなぜ。

・半藤一利
「熱狂の前には集団催眠がある」
果たして、自分が催眠にかかっていないだろうか。いなかっただろうか、と問うのは意外と勇気がいることかもしれないなあ。

・御厨貴
「国会議事堂に十年も出入りすると、心のどこかが摩耗するんですよ。あそこには魔物が住んでいて、きた人間をみんな食らっていく」
政治史の研究をやっていたいとがこう言っているのを見ると、なんというか政治家の見方が変わるよなあ。いや、ちゃんと見極めねばならないのは間違いないのだが。
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[ 2012/07/04 01:29 ] 書籍 | TB(0) | CM(0)
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