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丕緒の鳥

小野不由美 講談社文庫

基本的に自分のできることをやるしかなくて、そしてほとんど無力だった人の話。


・丕緒の鳥
鳥を射る儀式を司る役人。自分の作品で王に民の声を届けようとするがうまく行かず、ついに心折れてしまう。
陽子が来て多少救われただけマシか。まあ、それでなくても、失った同僚の思いを汲み取ることで復活する感じはいい。

・落照の獄
更生の可能性のない犯罪者を裁くのは何の為なのか。法とは、罰とは、復讐とは、平穏とは。
実に現代的な事件ですが、特に法治国家な柳だからこその話かな。「お前には死すら値しない」みたいな刑罰があったらなあ、と思うところ。懲役300年とかをリアルな時間感覚で体験とかね。
しかし、この国ずっと作中で傾き続けているけどどうなるんだ? 原因究明はあるのか?

・青条の蘭
森に広がる奇病を止めるため、国を救うために奔走する末端役人たち。しかし、腐りきった官僚機構は障害でしかなく、善良で無知な人々は大きな危機を理解することはない。ただ必死に走ることだけが彼の為せるただひとつの事だった。
理解されない恐怖から救われたのかどうか…。リレーは温かいものがあるが。

・風信
外の世界は嵐が吹き荒れていたのだ。それを忘れてはいけなかった。
が、忘れようと忘れまいと、できることは余りにも少ないのも現実。できることだけやることは正しいのだろうか? 生き続けることが最後の抵抗か?
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[ 2013/07/07 01:19 ] 書籍 | TB(0) | CM(0)
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